今回は、私の心の一番深いところにある、だけど誰もが一度は恐怖する「遺伝」の話になります。

実は私の母も、長く薄毛に悩んできた人でした。 忘れもしない、私が20代だった頃。当時50代だった母は、すでに外出時にウィッグ(かつら)をつけていました。

若い頃の私は、母のウィッグ姿に「大変だなあ」と思いつつも、鏡に映る自分の少ない髪を見ても、「まあ、私は大丈夫でしょ!」と謎の根拠のない自信を持っていました。

そして時は流れ、現在。母は80代になり、正直に言うと、かなり髪が寂しい状態(ハゲてると言ってもいいレベルです!)になっています。 そして私は…母がウィッグをつけ始めた、まさに「あの50代」になりました。

鏡を見るたびに思います。「ああ、やっぱり遺伝の力ってすごい。私も、完全に母と同じルートを爆走しているな」と。

でも、ちょっと待って。そもそも「薄毛って、本当に、どこまで遺伝するの??」 40年間薄毛と戦ってきた私、気になりすぎて、徹底的に調べてみました!

「母方の祖父」だけで将来が決まるわけではない

母方・父方の家族歴と女性の薄毛の関係をイメージしたイラスト

よくテレビやネットで「薄毛の遺伝は母方の祖父(おじいちゃん)から引き継ぐ」と聞きませんか?

男性型脱毛症では、母親から受け継ぐX染色体上の遺伝子が関係することが知られています。ただし、遺伝にはほかの要素も関わるため、「母方の祖父を見れば将来が分かる」と単純に言い切ることはできません。

女性型脱毛症にも家族歴が関係するとされ、母方・父方のどちらの影響も考えられます。ただし、母が薄毛だからといって、娘も同じように進むと決まっているわけではありません。

20代の私が「お母さんそっくりになるんじゃ…」と不安になったのは自然なこと。でも、家族の髪だけで自分の未来を決めつける必要はないと分かり、少し気持ちが軽くなりました。

遺伝は一つの要因。薄毛の原因は人それぞれ

女性型脱毛症には、遺伝やホルモンの変化が関係するといわれています。一方で、女性の薄毛には貧血や甲状腺の病気、急なダイエット、薬の影響など、さまざまな原因があります。

そのため、生活習慣だけで薄毛を防いだり治したりできるとは限りません。それでも、食事や睡眠、髪の扱い方を見直すことは、髪と頭皮を健やかに保つための土台になります。

「遺伝だから仕方ない」と諦めるのではなく、原因を一つに決めつけず、今の自分にできることへ目を向ける。それが、40年悩んできた私がたどり着いた考え方です。

遺伝だけでなく、毎日の習慣も見直してみる

食事・睡眠・優しい頭皮ケアを無理なく続ける50代女性のイラスト

親子で長く一緒に暮らしていると、食事の好みや生活リズムが似ることがあります。

  • 味付けや食事の好み
  • 寝る時間や体を動かす習慣
  • ストレスを感じたときの過ごし方

ただし、生活習慣が似ているから同じ薄毛になる、と断定することはできません。もちろん、お母さんのせいでも、自分のせいでもありません。

私は母と比べて不安になるより、自分の生活を無理のない範囲で整えることにしました。全部を完璧に変えるのではなく、できることを一つずつ続けていきたいと思っています。

まとめ:家族歴は未来を決めるものではない

家族に薄毛の人がいることは、自分の傾向を考える一つの手がかりになります。でも、親と同じように薄毛が進むと決まっているわけではありません。

私がこれから心がけたいのは、次の3つです。

  • 無理な食事制限を避け、バランスよく食べる
  • 髪と頭皮に負担をかけない洗い方を心がける
  • 急な抜け毛や気になる変化があれば、早めに皮膚科へ相談する

発毛を目指す場合は、女性用ミノキシジル外用薬という選択肢もあります。使うときは説明書を守り、不安なことがあれば医師や薬剤師に相談することが大切です。

遺伝を必要以上に怖がらず、自分を責めず、今できるケアをコツコツ続ける。私も一緒に、これからの髪と前向きに付き合っていきたいと思います。

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